約 911,973 件
https://w.atwiki.jp/pokeguide2/pages/652.html
「遊戯王デュエリストレベル認定」とは? 遊戯王のコミュニティサイトのこと。 ポケガイとは本来無縁のサイトであるが、一部の遊戯王民(さまらら、結城リト等)はこのサイトを出入りする事も少なくなかった。 特徴としては通常の雑談板に、遊戯王カードの性能を評価していくアンケート掲示板、 デッキ診断板はカード理論板等細かく分類されている。 「遊戯王デュエリストレベル認定」に関するリンク 取得中です。 「遊戯王デュエリストレベル認定」に関する関する情報/コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41056.html
登録日:2014/09/29 (月) 19 15 57 更新日:2024/08/24 Sat 20 15 25 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 JUDGMENT OF THE LIGHT アンブラル エクシーズ ベクター 影 悪魔族 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキテーマ項目 遊戯王ZEXAL 闇属性 さァ、よからぬコトを始めようじゃあないか!! アンブラルとは、遊戯王OCGにおけるカード群の一つ。 【概要】 JUDGMENT OF THE LIGHTでカテゴリ化したカード群で、所属するカードは全て闇属性・悪魔族のモンスターカード。 サポート用の魔法カード・罠カードは存在せずモンスターの数も少ないが、相互のシナジーが強くカテゴリ内でまとまっている……という、登場初期の光天使のような連中。 ただし、向こうと違い未だに新規のカードはないものの、受けられるサポートの範囲が非常に広く、粘り強く戦える。 主な戦術は下級の自爆特攻で場を整えつつ、モンスターを並べてエクシーズ・シンクロを狙うというものだが、所属するモンスターが少ないためにデッキ構築の自由度が高く、メインデッキから戦力を投入することも十分に可能。 ネタの領域だが、汎用性の高い光属性を混ぜ込んで【カオス】の要素を取り込むこともできる。 【所属カード】 全部で4種類と非常に少なく、うち3体が展開要員。 アンブラル・グール 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 0 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。 このカードの攻撃力を0にし、 手札から攻撃力0の「アンブラル」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。 展開要員その1。自分の攻撃力を0にすることで、攻撃力0のアンブラルを特殊召喚できる。 コイツ自身の攻撃力ダウンは永続なので、「1ターンに1度」とはあるが実質的には「フィールドに存在する限り1回」と認識してかまわない。呼び出せるのはウィル・オ・ザ・ウィスプとアンフォームの2体だけだが、片やレベル4、片やレベル変更ができるため、効果を使えばすぐにランク4に繋げられる。 一応攻撃力もそこそこあるので、裏守備を潰すくらいは可能。 アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ 効果モンスター 星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、 このカード以外の自分のフィールド上・墓地の 「アンブラル」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。 このカードのレベルは選択したモンスターのレベルと同じになる。 また、フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 このカードを破壊したモンスターを破壊する。 レベル変動効果を持つ除去要員。レベル変更は墓地のアンブラルも参照できるが、時の任意効果なのでタイミング逃しに注意。 後半の除去効果は攻撃表示の時に破壊される必要があるため、事実上は自爆特攻が必要になる。どうしても外したいモンスターがいるのでなければ、素直に素材として使おう。 アンブラル・アンフォーム 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 このカードの攻撃によってこのカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、 デッキから「アンブラル」と名のついたモンスター2体を特殊召喚できる。 「アンブラル・アンフォーム」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 展開要員その2。自爆特攻で破壊されることで、アンブラル2体をリクルートして来る。 「ワンダー・エクシーズ」や「星遺物の導く果て」を使わない限り、メインフェイズ2で素材に使うことになる。 ただ、攻撃力0なので戦闘ダメージが痛い。「スピリットバリア」や「攻撃の無敵化」などでダメージを対策したいところ。 《Ai打ち》による相討ちなら自分はダメージを受けず、リクルートしつつ相手にダメージを与えられる。 アンブラル・ゴースト 効果モンスター 星2/闇属性/悪魔族/攻 200/守 200 自分のメインフェイズ時に発動できる。 このカードとレベル4以下の悪魔族モンスター1体を手札から特殊召喚する。 この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。 「アンブラル・ゴースト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 下級の悪魔族を連れて出てくる。ただ、この効果ならレッド・リゾネーターなど類似効果の対抗馬が多く、こっちは通常召喚を放棄するため展開するのはちょっと骨。 《アームズ・ホール》などデメリットの被るカードで補う手もあるだろうか。 闇属性であり、アンブラルでもあるため、アンフォームでのリクルートができる他、マリスボラスに放り込んで向こうの補助に使うことも可能。悪魔族チューナーを呼び出してシンクロ素材にするのも手だが、今ならリンク召喚もある。 ちなみにゴーストとはいうが悪魔族である。 【番外編】 CNo.104 仮面魔踏士アンブラル エクシーズ・効果モンスター ランク5/闇属性/魔法使い族/攻3000/守1500 レベル5モンスター×4 (1):このカードが特殊召喚に成功した時、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 (2):このカードが「No.104 仮面魔踏士シャイニング」をX素材としている場合、以下の効果を得る。 ●1ターンに1度、相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 その発動を無効にする。 その後、相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送り、相手のLPを半分にできる。 エクシーズのアンブラル……なのだが、アンブラルは現状レベルの参照や手札・デッキからの展開用の効果しか持たないため、このカードはカテゴリには入らない。一応、名前をコピーして間接的に参照させることは可能だが……。 【アニメオリジナルカード】 アンブラル・ゴーレム 効果モンスター 星3/闇属性/悪魔族/攻 800/守 1600 相手のバトルフェイズ中に1度、 自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードへの攻撃を無効にできる。 なぜか唯一OCGにならなかったレベル3。 効果は……正直なところ微妙か。 アンブラル・デス・ブラッド 速攻魔法 自分フィールド上の「アンブラル」と名のついたモンスター1体が 戦闘によって破壊された時に発動できる。 その攻撃モンスター1体を破壊する。 遊馬戦で使用された除去カード。「攻撃モンスター」とは言うが、実際にはアンブラルを戦闘破壊したモンスターを道連れにするカード。イラストに描いてあるアンフォームとの相性は良い。 ちなみにOCGルールに照らし合わせると、珍しい「ダメージステップでカードの発動をする、コンバットトリックでない速攻魔法」となる。 アンブラル・リフレッシュ 通常魔法 攻撃力が変化しているモンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターの攻撃力は元々の数値になる。 また、この時変化した数値分だけ自分のライフポイントを回復する。 アンブラルと名がついているだけの汎用カード。モンスターの攻撃力を元に戻し、元々の数値との差分だけライフを回復する。 相性の良いカード カメンレオン、暗躍のドルイド・ドリュース、デブリ・ドラゴン 軸となるグール、アンフォーム、ウィル・オ・ザ・ウィスプを釣り上げることが出来る。 カメンレオンなら、除去役としてダークエンド・ドラゴンを呼ぶことも選択肢に入る。 フォトン・スラッシャー ご存じフォトンの出張要員。「カメンレオン」を共有できるため、コイツを多めに入れこんでカオスを取り込むのも手。 召喚僧サモンプリースト 言わずと知れたレベル4専門のリクルーター。グールを呼ぶ→効果でアンブラルを出す、で3体素材も狙える。 BK ベイル こちらはバーニングナックラーの出張要員。自爆特攻のダメージをフォローしつつモンスターを増やせる。 ゾンビーナ 意外と知られていない万能蘇生役。相手によって破壊されれば、墓地のレベル4を蘇生できる。 アンブラルは自爆特攻が展開の手段となるため、そのフォロー手段を共有できる。 幻魔皇ラビエル 三幻魔の一つ。アンブラルならば悪魔族がゴロゴロ並ぶため、特殊召喚は意外と楽。ダークネス・ネオスフィアも候補。 ダーク・アームド・ドラゴン ご存じボチヤミサンタイ。墓地に闇属性モンスターがどんどんたまるため、ダーク・クリエイターを投入するのも手。 No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル 闇属性・レベル4を並べることに特化したカテゴリなので、エクストラの採用筆頭候補となる。 大盤振舞侍 これはネタの領域だが、送りつけたコイツにアンフォームで特攻することで、手札を補充しつつモンスターを並べられる。 繰り返すようだが自爆特攻が基本戦術なので、狙ってみるのも面白い……か? No.104 仮面魔踏士シャイニング 狙えないことはない。単体性能も悪くないので、ベクターごっこがしたければ。 悪夢再び メインとなる3体が守備力0なので、コイツでサルベージ可能。なお、こっちは序盤だと墓地不足で使えないことがあるので、サモプリやカゲトカゲなどに対応する「ダーク・バースト」との併用がベター。 スピリットバリア アンフォームの自爆特攻に伴うダメージを打ち消せる。 フォース アンフォームに使用することで相討ちに持ち込みつつリクルートに繋げられる。 Ai打ち 10期で登場した痛み分け用カード。 アンフォームとの相性が非ッ常に良く、元々の攻撃力が0なのでバーンダメージを受けない+戦闘破壊耐性がない限りどんな相手でも処理可能&バーンダメージ+アンブラルを展開して追撃可能、と見事なシナジーを形成する。 アニメにおいて ZEXALIIにてベクターが使用するカテゴリ。 基本的には単なる展開用に使用しており、アンフォームに至っては効果が使われたことがない。 追記・修正は自爆特攻してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この時期はアニメカードのOCGが割と適当だったんだよな…9期以降なら墓地除外の効果付けられたりOCGオリジナルで補正が入ったりしがち(同期の光天使が正にそれ) -- 名無しさん (2018-12-15 15 17 41) 悪くはないんだが、闇属性でエクシーズ主体のテーマとしてはガガガに完全に負けてるのが残念 -- 名無しさん (2018-12-15 19 07 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/black-rose/pages/63.html
第四回EP2チャレンジ大会!!(~2009/3/10) 「色即是空!」 メンバー:パランゾVer3.1(Ariel)、w44t(w44t)、 ナオミ・ワッツ(アンドリュー)、はこ(小)(PICKORO) いよいよ?佳境のEP2チャレンジ大会の実施しました! チャレンジ直前のチャレ病の面々。 あたりには緊張感が漂うようなそうでもないような気配が見て取れる気がします。 バランゾなのにギャランゾカラーなのは秘密らしい。 さっさと死んでくれないガルグリフォンに皆様ご立腹のようでした。 もうやめて!ガルグリのTPはもうゼロよ!! ガルグリが絶命し、満面の笑顔のみんな。 ガル・ダ・バル島の生態系が崩れるのも時間の問題ですね^@^ こっちみんな。 [ ゚д゚] [ ゚д゚ ]アイシテ! お疲れ様でした! 今回は(個人箱的な)都合により記念写真はなし!><
https://w.atwiki.jp/yaruoaaintroduction/pages/343.html
__ / __ `f ̄ `ヽ / / 、 ヽ_ -─ 、', / / } ル l ', l 7 「 l l γ⌒丶__r‐、ノ /⌒ , _ l ノ /  ̄ ̄ ̄ ̄ 丶 / -ヘ -‐ ニミ ', / _ ヽ マ / 、 _ -‐  ̄、_ノ、 〈 γ´0 } ', / r o、 ノ}ー ´⌒ヽ _/ _ -‐  ̄. \ l 、{ 廴_ノ 廴ノ l _ノ丶_ -‐  ̄ /丶 f´ / 、_ -‐  ̄ 、__ `ヽ l l } / ___/ ', l / / _ -  ̄ 丶 ̄ ヘ {l、_ {、 l } イ / / -‐ 、丶 ', l / / 、_ -‐ 、 `丶 ヘ ' l `ー--= '/ / l 廴/´ \', ヽ // / {/ / ≧-' l ', / / l / __/ 、 `ヽ ヘ 、 l/ / , l/ _ -‐  ̄`ヽ \ l ` ー-= ′ ≦l / /  ̄ ‐- 、 ヘ ', \ / / / 弋/ 、_ -‐ 、__ノ \≧s。 __/ -‐ /f´ / _ -─- _ ヘ ヘ , ヽ / .-/ / / l l l l ./ `l / -── `ヽ ヘ ヘ ', ノ/ ̄/ / / l l l l / l / 、_ ヘヘ. ヘ ,  ̄} l 丶 ′ / /l l / l l ./ 廴l / 丶 ヘヘ ', `丶 名前:ドクトル 性別:男 原作:遊戯王ARC‐V 一人称:私 二人称:あなた 口調:敬語/どこか幼稚/狂気的 や行-ゆ-遊戯王-ARC‐V-デュエルアカデミア所属.mlt 融合次元の赤馬零王の側近の壮年の科学者。 自身が研究していたパラサイトモンスターをセレナ、リン、瑠璃等に植え付けて洗脳させた。 自らアカデミア一の天才を名乗るくらいの傲慢。 挙句の果てに柊柚子も洗脳し、そのあまりの暴走ぶりに上司の零王にカード化されてしまった。 出演作Wiki Wikipedia 遊戯王辞典 アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 運用法 AAは19枚ある。カードらしきものを持っているAAが1枚、後ろ姿が1枚。 表情としては他のAAはどれも遊戯王伝統の「顔芸」扱いされそうな狂的な笑みを浮かべている感じがある。 典型的な小物な役回り「死んでもいいクズ脇役」な科学者キャラクター。 Dr.イチガキやサリーのようなマッドサイエンティストなのでそういう場面に必要な場合起用しよう。 主に1話限りの捨てキャラが欲しいもしくは必要な場合に起用するのがいい。 上記の用法で考える場合、罠や計画が崩され焦るイチガキのような顔はしないため、 改変するか「なぜ敗れたかすら理解できず狂った笑いのまま負ける枠」という扱いにするのがベター。 藪医者にも使える可能性がある。
https://w.atwiki.jp/heisei-rider/pages/418.html
第四回放送 時刻は正午。 この6時間毎に行われていた定時放送が遂に四度目を迎え、参加者にこの会場で24時間を経過したことを痛感させる。 これまでも放送の度に奏でられていた荘厳な音楽が至る箇所から鳴り響き、空を数機の飛行艇が覆い尽くす。 灰色のヴェールから吐き出されたあまりにも巨大な質量の波が、下界の喧噪など一切気にすることなく空を縦断するその光景。 残された参加者からすれば最早怒りを覚えることすら忘れるほどに繰り返されたそれが、今までと同じく定位置で低空すると同時、飛行艇に備え付けられたモニターに映像が映し出される。 今までも幾度となく見た、鷲のエンブレムが部屋の中心に鎮座する赤い部屋。 キング、三島正人、神崎士郎といった数多くの幹部たちが放送の開始と共に現れていたその部屋に今度は、一人の老紳士が立ち尽くしていた。 黒を基調とした服装で全身を包み、白髪で染まった長髪と同じ色をした灰色のマフラーを巻く彼の風貌は、全体的に上品な印象を抱かせる。 故に、ふと見れば穏やかにすら思える彼の顔立ちは今まで現れた誰よりもこの凄惨な状況に不釣り合いなようにも思われたが、しかし男はそれで物怖じする様子もなかった。 「……定時となった。これより予定通り、第四回目の放送を開始する」 極めて静かに、どこか厳かな雰囲気を絶やさず男は口を開く。 後ろ手に両手を組んだ彼は、手元にある資料へ目を移すこともせず真っ直ぐカメラを見据えて続けた。 「私は今回の放送を担当する幹部、花形……とだけ名乗っておこうか。参加者の諸君、まずはこの長い24時間を生き残れたことに心から敬意を表したい。」 花形と名乗った男は、そう言って小さく頭を下げる。 その言葉は第二回放送を担当した三島という男のそれに通ずるものもあったが、しかし一切の情緒が感じられなかった彼に比べれば、幾らか人間味に溢れるものだった。 まるでこの殺し合いに関与しながらも、本心から参加者の無事を祈っているようですらあるそれは、しかしこの状況では不釣り合い過ぎて寧ろ反抗心を煽る物だったかも知れない。。 ともかく、本心は不確かながら下げていた頭を上げた彼は、今度は手元の資料へとその視線を移す。 「それでは、以前と同じように前回の放送からここまでの死者を発表しよう。今回の死者は葦原涼、村上峡児、相川始、間宮麗奈、リュウタロス、紅渡……以上の6人だ。残る参加者は9名。またこれにより、アギト、剣、電王の世界が滅びを迎えることが確定した」 そこまで資料を読み上げて、花形の言葉は一瞬詰まる。 その文面にある内容以上の事を伝えたいのか、或いはそこに嘘が混じっているのか。 ともかく幾分かの躊躇を滲ませた彼は一瞬視線を持ち上げて、それからすぐに一つ溜息をついて観念したように続けた。 「これにより残る世界は6つ。更にその殆どが残り人数一人という段階と考えれば、次の放送を迎える前に決着が付く可能性も高いだろう」 資料の文字に目を沿わせながら、花形は続ける。 それから一泊の間を置いて、彼は決心したようにその瞳を持ち上げた。 「だが、ここで一つ注意しておこう。殺し合いの勝者を判断するのはあくまでこの定時放送ごと……つまり、もし最後に生き残った二人が相打ちとなり放送を迎える前に全参加者が息絶えれば、この殺し合いは勝者なしという形に終わる」 一息に告げられた内容は、その実終盤に差し掛かったこの殺し合いにおける最悪の可能性を危惧しているようでもある。 だが花形の声音からは、明らかにそれ以外の意図が見え透いていた。 「……勿論、勝者が居なければこの殺し合いの目的である世界の選別も為されない。そんな事が起こらないことを、心から願っている 締めくくるように言葉を告げる花形の瞳には、何かを期待するような光が灯っている。 言外とはいえ誰かへ向けた何らかの意図が明確なそれに、しかし花形はそれ以上言及することはしない。 しかし今の言葉だけで伝えるべき対象には十分伝わると確信している調子で、彼はそのまま手元の資料を捲った。 「さて、それでは次に禁止エリアの発表だ。とはいえ流石に前回ほどではないが、今回もかなりのエリアが禁止エリアとなる。これから二時間後、14時にFエリア以南が禁止エリアとなる。その場にいる者は速やかに移動するように」 Fエリアより以南にいる者。 その言葉を紡ぐ時、僅かに花形の表情が歪んだ。 だがすぐさまそれを取り払うように一つ咳払って、花形は平静を装うようにまた前を向く。 「……私からは以上で終わりだ。それから最後になるが、この放送の直前、新たに我々大ショッカーの幹部となった者を諸君に紹介しておこう」 それを締めの挨拶として、花形は誰かへ場を譲るようにしてゆっくりと画面外へと消えていく。 刹那、最後の最後まで紳士のような振る舞いを崩さなかった花形と入れ替わるようにして、一人の男が画面の中心へ躍り出た。 花形と同じく黒ずくめの服に全身を包んだその男はしかし、彼とは違いどこか威圧感と不遜な雰囲気を漂わせている。 ゆっくりとその足をカメラの真ん前にまで進めて、男は鋭くレンズを睨み付け、不敵に笑う。 そのまままるで自身の存在を誇示するようにその両手を広げて、男は目深に被っていたフードをはらりと押し上げた。 「やぁ、仮面ライダーの諸君。会場内には見知った者もいるだろうが、改めて自己紹介しておこう。俺は花形の紹介にあった通り、新しく大ショッカーの幹部となった――――― ―――――乃木怜治だ。以後、お見知りおきを」 クスリ、と笑った男……乃木は、そう告げて仰々しくその頭を下げた。 ◆ 時間は放送前、乃木が橋での戦いを終えG-1エリアの廃工場に再び足を踏み入れた瞬間にまで遡る。 適当な場所にブラックファングを停車した彼は、そのまま慣れた足取りで廃工場の内部へとその歩みを進めていく。 その先にある大ショッカーが秘匿したい何らかの事情と、そしてそれを守護する木偶の坊の元へ向かうために。 「……懲りずにまた来たか」 そして乃木の予想通り、先ほど自身の相方が遭遇したのと全く同じ場所、全く同じ位置に、その男は未だ真っ直ぐ立ち尽くしていた。 眼鏡をかけたスーツ姿の男の名は、三島正人。 その一張羅の汚れを払うことすらせずただ直立してこちらを睨むその姿は、恐らく放送前に自分たちと戦った時からずっとその姿勢だったのだろうと乃木に確信させる。 全く以て忠実な番犬というべきか、どこまでも飼われる犬に過ぎない哀れな傀儡と呼ぶべきか。 呆れを一つ吐き捨てて、乃木はゆっくりと三島に向けてその足を進めていく。 「フン、大ショッカーが番人を立ててまで隠そうとしているものだ、見逃す手はないだろう」 「馬鹿が……一人では俺に敵わないと知っているだろうが」 「……どうかな?」 不敵に笑った乃木に対し、三島は先ほどと同じようにかけていた眼鏡を取り外し、懐に収めて乃木に向き直る。 だが、ほんの一瞬に過ぎなかったはずのそれを終え三島が戦闘態勢を整えるその僅か数秒の間に、もう彼の視界から乃木の姿は消え失せていた。 「何……?」 まさか、あれだけ挑発しておいてもう逃げたというのか? クロックアップを使用した様子もなかったのに、一体いつの間に。 三島の中に湧き出た疑問を氷解させたのは、背後から響く呑気な声だった。 「ネイティブになっても視力が悪いのかと思ったが、伊達眼鏡とはな。そこまで人間だったころの残滓に縋りたいか?」 振り返れば、そこには見覚えのある眼鏡をかけながら嘲笑する乃木の姿があった。 慌てて懐を探ってみるが、そこからはつい今しがたそこに収めたはずの自身の眼鏡が失せている。 つまりは今乃木が手で弄んでいるのは、まず間違いなく自身の所有物であるということだ。 「貴様……」 自身の所有物を勝手に物色されたことに憤りを抱くのと同時、三島の背筋に今まで感じたことのない寒気が走る。 今目の前に立つ乃木は、先ほどまでの比ではない強さをその身に秘めている。 ネイティブとなった自分すら知覚できない速さで懐の眼鏡をくすねられたということは、同じだけの労力で命を奪う事も容易だっただろうと言うこと。 そこまで自分が舐められているという事実と、何よりこの短時間で想像を遙かに凌駕する力を乃木が身につけたという事実が、あまりに重く彼にのしかかっていた。 先ほどまでとは文字通り桁の違う進化を果たした自身を前に三島の動きが止まったのを受け、乃木は嘲笑を一つ残してその場を後にする。 目指すは大ショッカーの秘匿している何かの情報であり、決して三島の殺害などと言う些末な事象ではない。 勿論そのリベンジ自体は後々果たすが、そんな木っ端よりも優先すべき事象があると、彼は三島が背に庇っていた一台の車へと歩を進める。 そのブツ自体ははどこにでもある自家用車に見えるが、どうやら鍵が掛かっているらしい。 とはいえわざわざ番人を立てておいて単なる移動手段と言うこともないだろうと、乃木はその力で無理矢理車の荷台をこじ開けようとする。 「……やめておけ」 だがそんな乃木の動きを止めたのは、未だ敗北感に俯く三島のそれではない。 それは、この状況には似つかわしくないほどに落ち着き払った、壮年の声。 今しがた彼らの前にその姿を現した灰色のヴェールの中から響いたそれに振り返れば、そこにあったのは黒ずくめの服に白髪を隠した男の姿だった。 男の首に、参加者の印たる銀の輪ははめられていない。 つまりはそう彼もまた、三島と同じ大ショッカーの手の者に違いなかった。 「貴様……何のつもりだ」 三島が凄みながら男の元へと駆け寄る。 このG-1エリアを任された自分を差し置いて、他の幹部がしゃしゃり出てきたことに苛立ちを隠せないのだろう。 だが、今にも噛み付きそうな勢いでにじり寄った三島には一切の動揺をくれることもなく、男はゆっくりとその顔を横に振った。 「……待て、この場で戦う必要はない。私は彼に、一つ提案をしに来ただけだ」 「提案だと……?」 肩を怒らせ詰め寄る三島を押しのけて、男は乃木へとその顔を向ける。 紳士然としたその態度は緩慢にも思えたが、しかし男の醸す雰囲気が彼が只者ではないことを知らしめていた。 「自己紹介がまだだったな、私は花形。乃木怜治くん……君を我々と同じ、大ショッカーの幹部として迎え入れたい」 「何……?」 漏れた困惑は、奇しくも乃木と三島とで全く同じものだった。 そして当然その言葉を世迷い言と断じたか、三島は今度こそ激情のまま花形の首元に掴みかかる。 「貴様、気でも狂ったか。この男は我々大ショッカーを潰そうとしていた男だぞ……?そんな男を何故幹部に加える必要がある……」 三島の口調は、静かながらその胸の中の禍々しい感情の奔流を押さえ切れていない。 対応を誤ればすぐにでも花形の首が掻き切られても可笑しくないそんな状況で、しかし彼は平静を保ち続ける。 「あの車の中身だ」 短い返答。 だがそれに釣られるようにして視線を車へと向けた三島の腕からは既に、力が失せつつある。 まさか、その一言で納得したとでも言うのか。 三島の人間性からすれば全く以て信じがたい光景に乃木ですら目を見張る一方で、花形は続ける。 「あの中身を鍵もなしに見られては、この殺し合いの進行に不具合が起きる……お前もそれは避けたいはずだ」 「それは……」 三島の顔に、初めて迷いが生まれる。 まさしくサイボーグのような鉄仮面が、任務の失敗を前に不安を覚え揺らぎつつある。 その一幕だけで大ショッカーという組織内では彼もまた末端の存在に過ぎないのだと理解して、乃木は眉を顰めた。 「それに勿論、これは私の独断ではない。この事は既に、首領代行が承諾済みだ」 「首領代行が……!?」 続いて花形から放たれた固有の誰かを指し示すのだろう単語に、乃木は目敏く気付く。 首領代行。間宮麗奈から聞いた情報が確かなら、第二回放送の内容の中で現れた大ショッカーの幹部で、名前は確かラ・バルバ・デと言ったか。 代行というのが些か気になるところではあるが、ともかく三島にとっては雲の上の存在なのだろう。 こちらを見やり苦悶する三島の表情に、しかしもう妥協の色が滲んでいるのが、何よりの証拠。 ワームへの憎しみだけは人間だった頃から変わらず持ち続けているはずの三島ですら名前を聞いただけでその感情を押し込めるだけの存在が、確かに大ショッカーには存在している。 その確信を抱くと同時、成る程これは話を聞いてやるだけの価値はあるかと、乃木は改めて花形に向き直った。 「……もし仮に大ショッカーに加わったとして、俺に何の得がある?」 「首領は、この殺し合いが終わった暁には幹部の願いを全て叶えると言っている。恐らくは君の願いも、問題なく聞き届けることはずだ」 「……ほう」 言葉を紡ぐ花形の瞳を見つめながら、乃木は彼の中に底知れない感情が渦巻いているのに気付く。 彼はその張り詰めた表情の中に、何かを隠し持っている。 それが何なのかまでは正直読み取れないが、少なくとも言葉通りの大ショッカーに仕える忠臣でないらしいことは確かだ。 だがそれがそのまま彼という人間への不信感に繋がるかと問われれば、寧ろ逆だった。 彼が腹に一物を抱いているとみれば、この幹部への勧誘にもまた字面とは違う意図が見えてくる。 花形という男は、大ショッカーを打倒する意思を持っていた自分を表向きは幹部として抱き込むことで、組織内での地位を高めつつ何らかの野望を果たしたいのかも知れない。 その仔細や狙いなど正直どうでもいいが、ともかくこれが罠である可能性が低いと考えることが出来るなら、その誘いに乗るのも決してやぶさかではなかった。 無論、願いを事前に聞きもせず一律に叶えられるなどと大言壮語を吐いていることはあまりにも怪しい。 正直胡散臭さすら感じるが、言ってしまえばそれを当てにしなければいいだけのこと。 つまるところ言ってしまえば、戦う場所が変わっただけとみればいいのだ。 この会場で遅々として進まない仮面ライダー諸君の首輪解除を待ち、彼らに仲間として認識されながら大ショッカーの裏をかくよりも寧ろ、その懐に潜ってしまえば良い。 あちらにもそれなりの自信はあるのだろうが、それで自分を押さえ込めるなどと思うこと自体が間違っているのだ。 もしもそんな思考の全てを読んだ上で花形やバルバが自分の幹部入りを歓迎しているのだとしても、敢えて敵地に飛び込むことは決して無謀とは言い切れなかった。 思考を終えた乃木は、花形へと向き直る。 その顔に花形の浮かべているのと同じ、不敵な笑みを携えて。 「……いいだろう。今この瞬間から、俺は大ショッカーの一員だ」 乃木の意味深な笑みに、花形は小さく頷いた。 その様子にわざと聞こえる大きさで舌打ちした三島に一瞥をくれながら、乃木は花形に続きヴェールの中へと歩んでいく。 その思考に、本来多くの幹部が期待しているのだろう首領がもたらす願いの成就など、一切当てにすることもなく。 ◆ 時刻は再び現在へと巻き戻る。 本来予定になかった放送への乃木の登場は、花形が突然予定したものだ。 『一時とは言え、仮面ライダーの仲間だった存在が我々の側に寝返ったことはきっと残る参加者から抵抗の意思を削ぐことに繋がるはずだ』……そんな方便を用いて。 成る程それも、あながち嘘ではないかも知れない。 少なくとも病院で共に戦った門矢士やフィリップなどは、以前敵対者として戦ったことを踏まえてもなお、自分が大ショッカー幹部の座についたことに当惑するだろう。 だが花形の狙いがそんな矮小なものでないことは、乃木にとっては既に確信できる事象となっていた。 今こうしてカメラの前に立つ乃木の姿は、会場へと全てリアルタイムで放送されている。 誰しもの注目が集まったこんな格好の状況を作り出した本当の理由は一つしかないと、乃木は物陰でこちらを睨む花形を一瞥する。 今から自分が為そうとしていることまで見込んだ上で自分を幹部の座に引き上げたなら、中々の策士と言うべきか。 まぁどちらにせよ、彼の狙いがどうかなど関係ない。 自分にとっても最高の舞台が整っただけだと、乃木は勢いよくその両手を広げた。 「さて、自己紹介も終わったところで、諸君に俺から一つ朗報だ」 予定にない言葉に周囲がざわつき始める中、そんな仔細など気に留めることもなく、乃木は大きくその口角を吊り上げる。 「喜びたまえ。今回の放送を以て、この殺し合いは終わる。何故なら―――――俺が今ここで、大ショッカーを潰すからな」 その言葉に、一瞬でその場が静まりかえる。 予定になかった言葉、予定だにしなかった展開に、誰もが思わず言葉を失ったのである。 だがこの突然の裏切りは、乃木にとって最初から予定されていた事象だった。 正直、そのタイミングはまだ見計らうべきかとも思っていたが、こうまで絶好のチャンスが転がっているというのに見逃す手は無い。 つまりは自身の手で大ショッカーを潰し、その後で技術と力の全てを掌握する――それこそが、乃木の最初から何も変わらぬ一つの願いだったのだから。 本性を露わにした乃木の前に、しかしすぐさま歩み出る影が一つ。 それは、ワームの本質を誰よりも理解しているが故に、元より乃木を一切信用していなかった三島の姿だった。 「貴様、やはり裏切ったか……!」 「フン」 肩を怒らせ飛び出した三島は既に、眼鏡を外している。 恐らくワームの生態をよく知る彼にとっては、最初から乃木が裏切ることも既定路線として想定されていたに違いない。 乃木からしても、それはごく当然のことだ。 ワームは元より、侵略によって他の文明を内側から支配する事を至上とする種族。 そんな存在を不用心に懐に招き入れれば、こうして背反されることなど容易に想像出来て当然と言える。 寧ろ挙動が遅れたとすら思えるのは、所詮彼の性分が上司の指示待ち人間に過ぎないからなのだろうと、乃木は嘲笑を浮かべた。 「覚悟しろ。大ショッカーの幹部として、裏切り者は俺が粛正す――」 ――三島の言葉が、それ以上紡がれることはなかった。 彼の身体がネイティブワームのそれへと変貌するまさにその寸前、一手早くフリーズを発動していた乃木の、否カッシスワームの腕から生えた剣が、彼の胸を真っ直ぐ貫いていたのである。 口から血を吐いて、苦痛に喘ぎながら三島がその場に倒れ伏す。 あまりにも呆気ない幹部の死を目の当たりにするのと同時、本部内にはびこる戦闘員たちはいよいよ以て喧噪を深めていく。 仮にも大ショッカーにおいて多くの権威を誇る幹部が瞬殺されたという状況を前にして、ようやく理解が追いついたのだ。 今ここで大ショッカーを潰す……乃木が先ほど口にした言葉が、決して冗談などではないと言うことを。 まるで最初の会場において、首輪を爆破された見せしめを目の当たりにして参加者が事態の深刻さを理解したのと同じようなその光景に、乃木は意趣返しを感じて高らかにその腕を振り上げた。 「さぁ選べ!降伏か、或いは死か!案ずるな、どちらを選ぼうとお前達の技術も野望も、全て俺が貰い受けよう!」 大きく手を広げて、高らかにその存在感を誇示するカッシスワーム。 その圧倒的な実力に誰もが立ちすくむ中、部屋の隅から彼に向かって一歩、また一歩と進んでいく男が一人。 カッシスの威圧を前に背を向けて逃げだそうとしていた者も、カッシスに降伏すべきかと悩んでいた者も、“彼”の姿を目の当たりにした瞬間にその愚考を止め思わず跪く。 今のカッシスワームを前にしてもなお、一切衰えぬ気迫を伴いゆっくりと歩む男の前に自然と道が開けるのは、至極当然のことだった。 「……ん?」 カッシスが、ようやく男の存在に気付く。 見ればそこにいたのは、黒い服に全身を包み中性的で端正な面持ちに茶髪を生やした一人の青年。 生身であるはずなのに有象無象の怪人ひしめくこの場でもなお衰えぬ彼の存在感に、カッシスは訝しげな瞳を向けた 「お前は?」 「――私は、貴方たちが大ショッカーと呼ぶこの組織の長です」 カッシスの問いに対して返ってきたのは、名ではなく男の地位。 だがそれは少なくとも他の何者よりもこの場で乃木が求めていた存在であり、故にこそこの登場は僥倖であった。 「この地での殺戮は無意味です。それでもなおこれ以上貴方が悪戯に命を奪い、我々とそして我々の管理する戦いの進行に害をもたらそうというのなら……容赦はしない」 黒い服の青年は、カッシスを真正面から見据えて宣言する。 確かな殺意を秘めた彼の瞳を前にして、思わずカッシスの身が竦む。 それは間違いなく、彼にとって生まれて初めての感覚だった。 あのライジングアルティメットや、オルフェノクの王を前にしても感じる事の無かった、心根が震えるような心地。 声を荒げることもなく穏やかに告げられているはずの言葉にどうしようもなく威圧される自分を感じて、カッシスはそんな自分を否定するように強く拳を握った。 そしてそのまま、ほぼ反射的に拳を天に向け振り上げる。 彼がどれだけの力を持っていようとも、その力を発揮するより早く、その命を絶やすために。 「フリーズ!」 胸の前にまで振り下ろされた拳が、カッシスワーム最強の能力を発現させる。 瞬間、辺りを取り囲んでいた戦闘員達の喧噪も、底知れぬ存在を放っていた首領を名乗る男も、全てが平等に制止していた。 同時その光景を目の当たりにして、カッシスはらしくない安堵を覚える。 首領がどれだけの力を持っていたのかは知らないが、時を止められてしまってはその証明など出来ようはずもない。 この空間がある限り、自分の最強はやはり揺るがないのだと、そう確信して首領の首を刈り取るため、その足を進めようとして。 ――カッシスの足はしかし、一切動くことはなかった。 (なっ……!?) 驚愕に声を漏らしたつもりだったが、しかしそれすら叶わない。 そして同時、理解する。 今この瞬間、まさしくこの場の全てが平等に制止しているのだ。 喧噪に喘ぐ戦闘員達も、光も音も、そして――能力を発動したカッシスワーム自身すらも。 いや実際の所、それすら正確ではない。 フリーズを発動したはずのカッシスすら身動き一つ取れないその空間の中で、ただ一人、それまでと何ら変わらず悠然と足を進める存在が、そこにいたのだから。 コツリ、コツリと靴音を響かせて、それまでと一切変わらぬ速さでこの瞬間唯一自由にこの場を自由に出来る者……黒い服の青年が、カッシスの目前にまで歩みを進める。 労せず命を刈り取れると甘んじていた相手に、いつの間にか自分の生殺与奪の権利を握られているというのに、カッシスには抵抗は愚か身じろぎすることすら許されない。 いよいよ男が歩みを止めその鋭い眼差しをカッシスへ向けると同時、思わず彼はその身に迫る“死”を強く意識した。 「……私には、時間の流れなど意味がありません。この宇宙に“時間”をもたらしたのは、他ならぬ私なのですから」 言葉を言い終えると同時、青年は何らの思念をカッシスへと飛ばした。 特別な動作など何一つ存在しない、言ってしまえばそれはただの鋭い眼光に過ぎない。 だがしかしその一瞬だけで、カッシスは鋭い激痛と共に止まった時の中から弾き飛ばされてその身を床に横たえる。 突如として起こった急展開に、周囲で跪いていた戦闘員達も皆驚愕と歓喜の声を上げる。 この場にいる誰もが、今二人の間で何が起こったかを理解するよりも早く青年の勝利を悟ったのだ。 だがしかし、切り札たるフリーズを攻略されてもなおカッシスの戦意は尚衰えない。 時を司るから何だというのだ。 正直呆れるような能力ではあるが、だからといってここで退く手など残されてはいない。 最強たるは我なのだと自身を鼓舞した彼は、未だ直立不動の姿勢でこちらをじっと見つめる青年に向けてその両掌を翳した。 「――喰らえッ!!!」 そして放たれるのは、その場の全てを飲み込まんとする質量の闇。 或いはこれによってこの放送用の部屋ごと本部が打ち壊される可能性も高かったが、その程度問題ではない。 今はとにかく、この男を殺し自身こそが全てを統べるに相応しい強さを持つ存在なのだと証明する。 絶えぬ支配欲と勝利への渇望が、暗黒掌波動にこれまでにないほどの破壊力を携えさせる。 この直撃を喰らえば、恐らくはあのライジングアルティメットでさえ無傷では済むまい。 そう確信できるほどの威力とその余波が周囲の戦闘員達を飲み込んでいく圧倒的な光景を前に、カッシスは思わず腹からの哄笑を漏らした。 先ほどは些か驚きこそしたが、この威力を前にしては彼であろうとも立ってはいられまい。 ――そんな風に抱いた思いが自分の願望に過ぎなかったという事が分かるのは、それからすぐの事だった。 その視線の先、立ちはだかる全てを飲み込み噛み潰すと思っていたその闇が、とある一点に吸い込まれ消えていく。 まるで元々そこが在るべき場所だったかのような、そんな予想外の光景にカッシスが笑みを絶やす一方で、闇の中から一人の青年がその姿を晒す。 黒い服を着た茶髪の青年……即ち、大ショッカーの首領が、その瞳に先ほどまでとは違う明確な断罪の意思を携えて。 「貴方は私の忠告を無視し、力を行使した……だから私は貴方に、罰を下さねばなりません」 言い終えると同時、青年の殺意がそれまでと桁違いに膨れあがる。 これは不味い、と逃走を促す生存本能が働きすらしなかったのは、青年の瞳を前に感じていたからだろうか。 ――これは避けられぬ、天罰に違いないと。 青年が、その掌をカッシスに向けて翳す。 刹那放たれたのは、彼の暗黒掌波動など比べものにならないような、無限の闇だった。 一瞬能力による吸収も試みるが、しかしすぐに理解する。 これはこの身になど収まるはずもない、まさしく超常の事象なのだ、と。 「―――――ぐ……があああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 天を衝くようなカッシスの絶叫が、その場に響き渡る。 押し寄せた闇の奔流が彼の身を突き破り、彼の意識を今にも無に帰さんとその身体の全てを蹂躙する。 朽ち果てていく自身の終わりを悟りながら、しかしカッシスはその視線の端に、未だ機能を停止していなかったカメラの存在を捉えた。 中継が繋いでいる事を示す赤いランプが点灯しているということは、つまりこの状況もまた会場へ放送されていることに他ならない。 なればまだ、希望は残されている。 自分では敵わなかったこの強敵たる首領を前にしてもなお戦意を絶やさぬ者たちに、一縷の望みを託すことが出来る。 その一心だけを抱いて、カッシスワームは今にもその身を焼き付くさんとする闇の中で、死力を尽し思いきり叫んだ。 「――会場に残る……仮面ライダー共……!首輪を解除し、G-1エリアに行け……!そこには、大ショッカーが隠そうとしている……何かが、ある……!」 言葉は絶え絶えで、今にも消え入りそうな声量しか放てない。 だがそれでもその威厳だけは絶やさずに、カッシスは叫び続ける。 忌々しい仮面ライダー共に全てを託さなければならない憎しみに、心を焼かれながらも。 「鍵を開けろ……そして、大ショッカーを……倒せ…………!」 カッシスワームの喉から意味のある言葉が紡がれたのは、それが最後になった。 それから先放たれたのは、激痛と苦悶を訴える一匹の獣の咆哮のみ。 だがそれも、決して長くは続かない。 青年が一つ気合いを込めれば、その手から放たれる闇が一層の勢いを増し、一瞬のうちにカッシスワームの身体を全て喰らい尽してしまったのだから。 絶叫が消え、やがてカッシスごと全てを飲み込んだ闇自体すらも青年の手の紋様に収まるように消えた後、誰もいないその部屋の中で、ただ一人青年は立ち尽くす。 まるでどんな存在であれその手で命を奪ってしまったと言うことを、心から憂うように。 儚げな雰囲気を醸した青年は、そのまま既に息絶えた三島の亡骸へと歩みを進める。 夥しい量の血を垂れ流し青い顔を晒す三島は誰が見ても即死と断ずることの出来るものだったが、しかし青年が諦観を匂わせることは一切なかった。 「……貴方の使命はまだ、終わってはいません。蘇りなさい、私の力で」 三島を慈しむようにも嫌悪するようにも見える複雑な表情を浮かべた後、青年は手の甲を彼の身体に翳しその瞳を閉じた。 閃光が辺りを支配し、どこからともなく吹いた風が青年の身体を揺らす。 突如として持ち上がる三島の遺体、そして開く青年の眼。 ただその一瞬、閃光が全てを覆い尽くしたほんの一瞬の間に、三島は既に自力で立ち上がっていた。 荒く呼吸をし、三島は先ほどカッシスに貫かれたはずの胸の刺し傷を見やる。 だがそこにはもう、裂傷は愚か治癒を経たと思えるような傷跡も残されていない。 ただ元々彼の身体がそうであったような、傷一つない肉体がそこにあるだけだった。 首領の類い希なる力で為された奇跡を他ならぬ自身の身体で体験して、三島は思わずその膝を地に着く。 加賀美陸にやったそれとは全く異なる、心からの忠誠、死者蘇生という奇跡への感謝。 それは、特殊な技術など小細工を弄しない、文字通りの神の御業を体感したことで、生前から感情の薄かった三島の中に、初めて信仰という思いが生まれた瞬間だった。 だが自身に跪く三島には目もくれず、青年は未だ辛うじて稼働していたカメラを見つめる。 そのまま少しの間、ただそのレンズを眺めて……そこで、放送は終わった。 「首領!」 放送の終了と同時、異常事態に遅れて駆けつけた死神博士が、首領の元へと駆け寄ろうとする。 だがその手が、彼の元へ届くことはない。 死神が彼の元へその足を届かせるより早く、首領はその瞳をゆっくりと閉じ、その身を倒しながら一瞬で虚空へと溶けてしまったのだから。 「なっ……!?」 今この瞬間まで目の前にいたはずの首領が消え失せたことに、三島と死神が目を見開く。 まさか今の戦いと三島の蘇生で、全ての力を使い果たしてしまったというのか。 そんな驚愕に染まりわなわなと震える彼らの動揺を止めたのは、その場に響いた一人の女の声だった。 「案ずるな、首領は未だ完全に復活してはいない。そんな状況で力を行使したツケが来ただけだ」 「首領代行……!」 見れば、そこにあったのは首領代行として最も首領の事情に精通するバルバの姿。 慌ててそちらに跪き直す死神には一瞥をもくれることなく、彼女はその足を崩壊した室内へと進めていく。 「最も、不完全な状態でも常軌を逸した力を行使することは出来る。今貴様の命を、冥府から呼び戻したように」 「……この身に余る幸福です。この期待には、必ず」 三島の目の前で立ち止まったバルバに対し、三島は一層深くその頭を垂れる。 まさしくそれは、本心からの言葉と信仰。 もう彼の中にZECTへのそれのような離反への野心が残されていないだろうと確信して、バルバは再びその足を進めた。 「首領の完全なる復活の時も近い。このゲゲルも……もうじき終わる」 誰にともなくそう告げて、彼女は緩く振り返る。 彼女が向けた視線の先、確かに今この瞬間まであったはずの人影は、まるで逃げるようにその場を後にする。 その存在の正体など、詮索するつもりもない。 例え内部で誰か幹部が首領の目的とは異なる意思や野望を抱いているのだとしても、そんなことは些末なことだ。 あの予想を覆すような進化を遂げたカッシスワームですら、首領には遠く及ばない。 であれば今は内部反乱の恐れを抱くよりまず世界をかけた殺し合いの行く末を見届けるべき。 仮面ライダーとグロンギの王。 そのどちらが最後に立つに相応しい者となるのか。 彼らは果たして、あの首領にすら届きうるのか。 観測者たるバルバの瞳は、揺らぐことなくその結末を見定めようとしていた。 ――そして同時、バルバの視線から逃れるようにしてその部屋を後にした白服を纏う女……ネオンウルスランドも、迷い無くその足を進める。 彼女は手元のストップウォッチを一瞥し、それからすぐにまた歩き始める。 財団Xの命により派遣され、大ショッカーへの協力という形で幹部となった彼女にとって、この殺し合いでの重要事項は結末よりもその課程だ。 財団が行おうとしている計画のためにも、出来るだけ多くの実地データを得ることが彼女の使命であり、義務なのである。 ゲゲル……つまりは殺し合いの終わりも近い。 もう悠長にしていられる時間も無いと、ウルスランドはどこかへ向けて歩き始めた。 カツリ、カツリと足音を立てて、花形は薄暗い廊下を歩いて行く。 その足取りは、先ほど放送を担当するという大義を成し遂げたとは思えないほど重く、そして苦悩に満ちていた。 しかしそれも当然か。彼の目的は決して、この殺し合いの成就ではない。 故にその思考を満たすのは、先ほどその目に焼き付けた信じがたい超常へのただ一つの懸念だけだったのだから。 (あれが、首領の力……か) それは、あのカッシスワームディアボリウスすら打倒した首領の圧倒的な力について。 予てよりとある世界を創造したとは聞いていたが、まさかあれほどまでとは。 オルフェノクの王と互角に戦ったあの怪人をまるで手玉に取るようなあの力の強大さに、花形は戦慄を禁じ得ない。 だがここで、一つの疑問が浮かぶ。 何故自身の組織の長が背反者を容易く打ち破ったという事象に、幹部たる花形がこうまで苦悩しているのか。 だがその実、理由は単純明快だ。花形もまた、首領の為そうとしている世界の選定を是とはしない存在である……ただそれだけのこと。 元々花形は、この殺し合いの行き先など左右出来るような立場にはない。 ただ全ての世界から幹部を見繕うという大ショッカーの方針によって無理矢理蘇生させられ、協力させられているだけだ。 断るという手も考えなくはなかったが、代わりに村上などの残忍な存在が幹部に加わる可能性を考えれば、幹部の立場を退くという道は花形には残されていなかったのである。 最もただ蘇っただけで殺し合いに消極的な姿勢を続けていられたかと言われれば、その答えは否だ。 先の放送の後に会場に送り込まれたオルフェノクの王の存在が、まさしくその証拠。 花形は自身が幹部であり続ける為に戦力として王の存在を大ショッカーに伝え、そして財団Xにその蘇生を依頼した。 最も花形からすれば王もまた滅びるべき種の頂点に座するだけの無意味な存在でしかなく、特別な思い入れもない空っぽの器に過ぎない。 そんな存在を前にこの過酷な戦場を生き抜いてきた仮面ライダーが負けるはずなどないと、花形は半ば確信していたのである。 事実、花形の考え通り、王はスコアを上げることもないまま呆気なく仮面ライダーらに敗れた。 つまりは皮肉にも会場で村上峡児がその死を前に絶望したのと真逆に、花形はその死を当然のものとして享受し歓喜したのである。 過度な進化に絶えられぬオルフェノクは、人間を前に滅びる運命にある。 かつて、力に呑まれ心を失う多くの同胞らの姿を見て絶望した花形が行き着いたその結論は、最早揺るがぬものとなった。 いや、というより正しくはオルフェノクに限らず、人間に害する数多の世界に存在する敵は、余すところなく滅びるべきなのだ。 その力に呑まれ悪戯に誰かを傷つける事しか出来ない種族など、到底生きている価値はない。 故にこそそんな有象無象を集めた大ショッカーもまた滅びるべきだと、花形はそう考えていた。 故に言ってしまえば、花形が乃木を勧誘したのもまた、彼と共に共謀して大ショッカーを内側から滅ぼす為に過ぎなかったのである。 とはいえあの状況で花形が加勢したとしてそのまま大ショッカーが瓦解すると考えていたかと問われれば、それは否。 実際には、大ショッカーの真の実力を見定めるために乃木を捨て石にするつもりで使ったというのが、正直なところだった。 だがその甲斐あって、彼の犠牲は決して無駄ではなかったと花形は思う。 首領は神にも等しい力を持つとは言われていたが、まさかあそこまでとは。 圧倒的なまでの首領の力を目の当たりにした彼の思考がその打倒へ向かうのは、半ば当然だった。 (オルフェノクの王は、王を守る為のベルトによって討ち取られた。それなら首領は……) 首領を討ち取れるだけの存在に、思いを馳せる。 話に聞く限り、彼が元々居たのは『アギトの世界』と呼ばれる世界だ。 恐らくはアギト、というのがその世界の異能の代表であり、首領の対となる存在だったのだろう。 だがその力を宿す者は一人残らず死してしまった。 それにその力を内包しうる世界の破壊者もまた、アギトの力の継承には至っていない。 言ってしまえばライダーズギアと違ってその個人個人に由来するのだろうアギトの力は、既に失われてしまったと言うことだ。 少なくとも、この会場の中においては。 (アギトは、人間の進化の可能性……と言ったか。それが首領に対する切り札になり得る上、もう滅びてしまったとは……皮肉なものだ) 思わず悲観に暮れて、彼方を見上げ溜息をつく。 ともかく、アギトに関しては考えるだけ無駄だ。 今は無い物ねだりではなく、それに代替しうるような首領への対抗手段を講じなければ。 そんな風に思考を切り替えつつ、また歩みを進めようとした花形の足を止めたのは、闇の中から降りかかった一つの声だった。 「待ちな、そこのアンタ」 背後からの声に、花形はゆっくりと振り返る。 いつでも反撃できるようオルフェノクへの変身体勢は整えながら振り返ったその瞳が映したのは、毛皮で出来た上着を羽織る時代錯誤な格好の男の姿。 何故か自身を前に口角を上げる彼の姿に、しかし敵意は見受けられない。 どうやら言葉もなしに襲うという訳ではないらしいと、花形もまた歩き始める対話の意思を見せるために彼の呼びかけに応えた。 「……君は?」 「俺はカブキ。アンタと同じ、大ショッカーの幹部だ」 時代錯誤な風体の男は、カブキと名乗った。 言われてみればその口調もどこか時代劇風というか、どことなく歌舞伎者のように気取っているように聞こえる。 だが大真面目なその様子を見ると、或いは彼はそっくりそのまま遙か昔から呼び出されてきた存在なのかも知れない。 まぁ彼の素性がどうであれそれを突き詰める暇もないと、花形は様々な疑問を飲み込んでカブキに向き直る。 「それで、私に何の用だ」 「いや、そんな大した用じゃねぇさ。さっきの放送の労いついでに、ちょっとアンタと話そうと思ってよ」 「……私と?」 大ショッカー内部において、幹部の中でもあまり存在感を放っていないはずの自分と、わざわざ話したいとは。 様々な可能性に思考を巡らせ怪訝な表情を浮かべた花形に、カブキはしかしハンと笑って見せた。 「アンタ、何でも聞くところによれば、孤児院って奴をやってるらしいじゃねぇか。身寄りのないガキ共を集めて、保護してるって」 「……それがどうした」 思いがけぬ角度から始まった会話に、花形は警戒を緩めることはしない。 かつて花形がオルフェノクの王の依り代を探すために開いた孤児院、流星塾。 懐かしくもあり、花形自身の逃れ得ぬ罪を自覚させる存在でもあるそれを想起させるカブキの語り口に、花形はあまりいい顔はしなかった。 だがまともに取り合おうとしない花形を前にしてもなお、カブキの調子が崩れることはない。 再び調子良く鼻で笑って、花形に背を向けるようにくるりと翻った。 「……俺は、人間が嫌いだ」 拳を握りしめたカブキの声は、それまでの気風からは幾らか違っていた。 どこか心中に後ろ暗いものを匂わせる、底知れぬ声音。 花形からはカブキの表情を見ることは出来なかったが、それでも彼の顔が明るくないことは背中越しでも見て取れた。 「奴らは俺が鬼ってだけでどれだけ人を助けようと、この身を犠牲に人に尽そうと、容赦なく差別して見下しやがる。薄汚ぇバケモノはどっちだってんだ」 カブキが、拳を握る。 絶えぬ怒りと憎しみを秘めたその様相に思わず彼の境遇を思う花形に対して、カブキはふと先ほどまでのような笑みを携えて振り返った。 「……けど、ガキ共は違ぇ。あいつらは差別なんて知らねぇ真っ白なキャンバスだ。大人共とは丸っきり違ぇ、純粋な目をしてやがる」 先ほどまでの憎悪を滲ませる声音から一転して、子供について語るカブキの瞳はキラキラと輝いていた。 恐らくは彼の中で、それは一つの真理なのだろう。 子供がいずれ彼の言う差別に塗れた大人になるとしても、そうなるまでの子供達への愛は両立するものなのだ。 「アンタも、その口だろ?差別に塗れた人間共に呆れて、ガキ共だけを集めて育ててた……違うか?」 続いたカブキの言葉と彼の様子を前に、花形は彼が自分に話しかけてきた理由を察する。 確かにカブキの言う通り、かつて自分もただ利用するための道具として集めたはずの流星塾の子供達の純粋な心に胸打たれ、オルフェノクの永劫を諦めた。 成る程つまり彼は、子供達の素晴らしさを知る自分とその尊さを共有したいという一心で、こうして声をかけたに違いない。 だが、彼の言葉を聞いた花形の心は、酷く凍えきっていた。 少なくともカブキと子供に関する価値観を共有する気は彼の中から毛頭消え失せていたといっても過言ではない。 花形にとっての流星塾の子供達は、一人一人が掛け替えのない息子であり娘であり、決して自分の異形を認めてくれる都合の良い存在などではないのだから。 どころか言ってしまえば、寧ろその逆。 オルフェノクであるという事をひた隠しにしてきた自分など、彼ら彼女らの親たり得るはずがない。 ただ私欲の為だけに子供達を利用した自分の存在が、彼らに父として敬われて良いはずがないのだから。 「……答える気はない」 少ない交流の中で、しかし間違いなくカブキとは相容れないと確信した花形は、それだけ言い残してその場を後にしようとする。 無論それでカブキが満足しないのも、当然のことではあるのだが。 「待てよ、そうつれねぇこと言うなって。ここの幹部連中は皆変わった奴ばっかだろ?だから――」 「――お前に言われたくはないと思うがな」 カブキの言葉を遮るようにして、その場に新たな声が降る。 低く感情を伴わない無機質なその声の主は、僅かな嘲笑を携えながらやがて闇の中から姿を現す。 生気を感じさせない青白い顔に、頭蓋骨を鏤めた異様な服装を纏った男は、手の中に独楽を遊ばせながら花形らの前でゆっくりと立ち止まった。 「アンタ、確か死郎っつったか。幽霊列車とか言う大層な代物を操れるって聞いたが……」 「ほう……貴様、随分他の幹部の事情に詳しいらしいな。何が目的だ?」 死郎と呼ばれた男は、手で回り続ける独楽越しにカブキを見やる。 だがあくまでその視線が捉えているのは独楽の動きで、カブキの事はまさしく片手間というところか。 だがそんな挑発にも動じず、カブキは平素の調子で鼻頭を擦った。 「ヘッ、別に目的なんざ何もねぇよ。他の連中に比べりゃ話が合いそうな奴らの事は少し知っておこうかってだけだ。アンタと俺は、生まれた年も近ぇだろ?」 「俺とお前を一緒にするな……俺には果たさねばならん目的がある。生まれた年など、もう何の意味もない」 呆れたような口調で吐き捨てた死郎は、それきり興味を失ったように背を翻す。 実際のカブキの心がどうであれ、それすらもどうでもいいと言うことなのだろう。 だがそんな調子にムッとして、カブキは意地悪っぽく笑って口を開いた。 「――目的ってのはソラって女の事か?」 その名前を耳にして、死郎の足がピタリと止まる。 狙い通りだと言うようにカブキは一つ鼻で笑ってそのまま続けた。 「正直一人の女にゾッコンってのがどんな気持ちだか俺には分かんねぇけどよ。云百年もかけるぐれぇだから相当の上玉なんだろ?」 カブキの言葉を聞き終えるより早く、死郎は翻りその襟に掴みかかる。 余裕綽々で死郎を見上げるカブキに比べて、彼の表情はまさしく怒り心頭。 それまでの生気の欠片も見られない幽鬼のような彼からは想像も出来ない烈火の如く怒りが、その全身に満ちあふれていた。 「……それ以上俺とソラについて無駄口を叩けば殺す。お前も、ソラを泣かせたくはないだろう」 鬼気迫る表情でそれだけ言い残して、死郎はそのまま闇の中に消えていく。 その背中を見届けながら、カブキは乱れた襟を正して振り返る。 「へっ、たくここの幹部連中はコミュニケーション能力がねぇ奴ばっかだ――」 軽口を叩きつつ翻ったカブキだが、つい先ほどまで背後にいたはずの花形の姿は、既にそこにはない。 どうやら自分が死郎と話している間に、どこかへと消えたらしい。 いつの間にか自分が一人で取り残されていた事に気付いた彼は、大きな溜息を一つ吐いてから自身もまたその場を後にした。 カブキや死郎らから離れ、ようやく一人になれた花形はふとその懐から一枚の写真を取り出す。 在りし日の過去、流星塾生の子供達と撮った一枚の写真。 何度も肺に塗れた手で握りしめた為に色褪せてしまった、しかし花形にとっては命にも代えがたい宝物。 いつものように自身の身体から漏れ出した灰の汚れを払い、彼はそこに写る子供達の笑顔一つ一つに目を移していく。 穏やかな笑みを浮かべていたその表情は、しかし並んで座る二人の少年少女の顔を目にして歪む。 真理と雅人。この殺し合いに巻き込まれ、死んでしまった愛しき我が子たち。 出来ればその死を妨げてやりたかったのに、それは叶わなかった。 特に、真理の誰よりも美しいあの笑顔がもう二度と誰にも向けられないと思うと、未だに胸から込み上げてくる感情を我慢出来なくなってしまう。 震える手と込み上げる衝動を抑えつつ、花形の瞳は写真の隅で無垢な笑みを浮かべる一人の少年の顔を、優しく撫でた。 「修二……」 漏れた声は、いよいよ世界の命運を担う最後の一人となってしまった息子へ。 様々な奇跡が重なったとは言えオルフェノクの王さえ打倒して見せた彼は果たして、先の放送での自分を見て何を思うのか。 このまま彼が生き残り、そして自身の前に立った時、自分は彼に何から伝えればいいのか。 写真を握る手をゆっくりと垂らした花形の袖からは、残り少ない彼の命を示すように灰がこぼれ落ちていた。 【乃木怜治(角なし) GAME OVER】 ※主催陣営に花形@仮面ライダー555、カブキ@仮面ライダー響鬼、死郎@仮面ライダー電王、ネオンウルスランド@仮面ライダーWが存在しています。 ※オーヴァーロード・テオスが復活しつつあります。完全復活までどれくらいかかるのかは不明です。 151 Chain of Destiny♮スーパーノヴァ 投下順 153 Rider s Assemble(前編) 時系列順 134 第三回放送 死神博士 オーヴァーロード・テオス 153 Rider s Assemble(前編) 132 Diabolus 三島正人 148 シ ゲゲル グダダド ラ・バルバ・デ 153 Rider s Assemble(前編) 149 覚醒(4) 乃木怜治(角なし) GAME OVER GAME START 花形 カブキ 死郎 ネオンウルスランド
https://w.atwiki.jp/mochewiki/pages/2329.html
ファウスト使用カード リンクモンスター 《電動蟲スプレッド女王》 ▲画面の上へ 魔法カード 《守護蟲穴》 《モーターワーム・ベイト》 《電動蟲門》 ▲画面の上へ 罠カード 《ワーム・リヴァイブ》 《産卵床》 ▲画面の上へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4345.html
登録日:2009/12/21 Mon 22 32 37 更新日:2024/08/10 Sat 19 41 54 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 LEGENDカード Magic Ruler -魔法の支配者- よろしい、ならば戦争だ 全て壊すんだ 全体除去 手札コスト 通常魔法 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王ラッシュデュエル 魔法カード 遊戯王OCGに存在するカードの1つ。 最終戦争 通常魔法 手札を5枚捨てる。 フィールド上に存在するカードを全て破壊する。 概要 第2期最初のパックである「Magic Ruler -魔法の支配者-」で登場した通常魔法。 効果は《ブラック・ホール》と《大嵐》を合わせたものである。 当然コストも相応に重く、手札上限6枚のカードゲームにおいて手札を5枚捨てなければいけない。 これらのことから元ネタはおそらくMagic the Gatheringの黙示録/Apocalypse(*1)。 イラストは、荒野と夕焼け(朝焼けかも)と立ち上るキノコ雲をバックにして立つ人が描かれている。 ちなみに、立つ人のシルエットがまさに /●\ \|/ |_. /\ である。ナンテコッタイ 小学生でも覚えられる分かりやすいカード名、絶望的なイラスト、そして端的なテキスト(第2期時代)のインパクトはすさまじいの一語。 なにせカード1枚で《ブラック・ホール》と《大嵐》なのだ。当時はまだ「除去耐性」なんて便利なもんはないので、発動さえしてしまえば文字通り何も残らない。 あとは手札に残っていたモンスターを召喚するなり、《死者蘇生》で強いモンスターを蘇生するなりして相手を殴ればいい。 しかしこのインパクトのせいで効果を非常に誤解しやすい。 ひとつ目が「手札を5枚捨てる」というテキストがコストなのか効果なのかが分かりにくい点。冒頭のテキストを読めばわかるが、このテキストだとコストとも効果とも取れてしまう。 当時はまだコストと効果の表記区別が非常にあいまいであり、特に《最終戦争》の場合は「カード1枚で徹底的なリセットを行う」というデザインなのでどちらとも取れてしまうのである。 そしてもうひとつが、「ここまで徹底的に破壊するのだからお互いに手札を5枚捨てるのではないか」という点。 これは特に小学生に多かった勘違い。魔法カードは基本的に《昼夜の大火事》然り《光の護封剣》然り、相手にいやなことを強要するものである。 それにカード名が「最終戦争」なのである。自分だけ手札を5枚捨てて、相手がのうのうと生き残っているというのはやっぱおかしいのでは?という結構素朴な意見。 また、後述するゲーム版の効果が相手の手札に至るまですべて捨てさせるのも勘違いを手伝ったのかもしれない。 当時は「遊戯王wiki」どころかインターネットを自由に使える家庭さえ珍しかったので、こういう勘違いされたルールは結構多かった。 現在では 「手札を5枚捨てて発動する。」 と分かりやすく表記されているため揉めることはないだろうが、今のように分かりやすいテキストになる前にはこういう歴史があったのだ。 今は分かりやすいテキストのカードが大半のようで何よりである(すべてとは言ってない)。 ゲーム版 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 魔法カード てきとみかたのしょうかんしたすべての モンスターとトラップとてふだをはかい 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神 魔法カード 場にあるカードと手ふだを 全て消めつさせる OCGとは異なりフィールド・手札の強制オールリセットという凄まじい効果を持つ。 ただし撃った時点でこちらはカードがないのでターンを終了するしかなくなり、相手のターンに1ドローを許すためデッキトップ勝負を余儀なくされる。 DM7・8では三幻神が効果除去耐性を持つため、予め出しておくことで一方的な制圧が可能になる。 遊戯王ラッシュデュエル 遊戯王ラッシュデュエルでは「レジェンド覚醒パック」にて実装。 ルールにより毎ターン5枚にできるため、前のターンに最終戦争を伏せておくなりすれば発動はOCGよりも遥かに容易。 しかし、発動した後に何もできないという問題がOCG以上に立ち塞がる。 現状では「破壊された時に発動する効果」「フィールドから墓地へ送られたら発動する効果」「墓地にいる時に発動できる効果」と言ったカードが存在しない。 そのため発動した後の攻め手は必然的に手札から出すことになるが、ラッシュデュエルでも手札を6枚以上抱えながら動くのは難しく、そういった動きをするとデッキ回転が鈍ってしまう。 相手のフィールドを吹き飛ばしても、次のターンには相手の手札は5枚なのでサンドバッグにされてしまう。 何より各種デッキに1枚しか入れられないLEGENDカードなのが問題でブラック・ホールを使ったほうが良い場合が多く、魔法のLEGENDカードはモンスター・罠と比べても超激戦区。 結局の所LEGENDの中でも最下位を争う性能となっており、LEGENDじゃなかったとしても弱いと言われてしまうぐらい厳しい立ち位置となっている。 非常にピーキーな性能から使いこなせるデッキがほとんどなく、ほとんど「効果は派手だがコストにまったく見合ってない」という評価になりがち。 「下位・クズカードを評価するスレ」でこのカードが評価された時の評価文を置いておく。 このカードに込められた願いにデュエリスト諸君は気が付いているだろうか。 このカードのイラストにはキノコ雲が描かれ、頭を抱えた男が一人立っている。 そう、このカードはかつての第二次世界大戦を意識したカードなのだ。 このカードを使用した場合、手札も場もほとんどなにも残らないだろう。戦争も同じである。ただ失うだけ。 この文章を書いている私自身もであるが殆どのデュエリストは戦争を経験していないだろう。 そんな戦争を知らないデュエリスト達に平和の尊さを伝えるのがこのカードの真のアドである。 このカードの生まれた時代の主なデュエリストの年代層からして、 きっと制作者は「あの戦争がこのカードであそぶデュエリストたちにとって最後の戦争であってほしい」と願って作ったに違いない。 同時に当時のデュエリストたちに伝えたかったに違いない。 「戦争しても何ものこらないんだな」 ということを。 その思いは、今や世界を駆ける。 遊戯王は世界的カードゲームとなり世界各国でアニメやグッズが展開し、多くの子供達もデュエリストとしての道を進んでいく。 その時に出会うのがこのカードだ。 きっと彼らの中には「Wow! This is Japanese history!!」と初めて日本の歴史について知るものもいるだろう。 そして同時に先ほど述べた戦争の辛さ、苦しみを理解するに違いない。 このカードは世界中のデュエリストにまで効果を及ぼす幅広い効果範囲をもっている。 今の時代はグローバル化が進み遊戯王は世界大会が行われるまでになり、なんとネット中継されている。 そんなときに思い出してほしい、70年前までは、 机を挟んで世界のデュエリスト達がデュエルを楽しみ笑い合うなんて考えられなかったという事を。 「最後の戦争であってほしい」という願いを伝え続けること、 このカードの真のコストは全カード中最も大事で重い「平和維持コスト」ではないだろうか。 真面目な話 ①手札コストが重い 手札を5枚捨てなければいけないというのは、事実上手札がこのカード+他5枚の合計6枚を要求するということである。 《メタモルポット》を使っても5枚。原作版《天よりの宝札》相当の効果を持つ《サイレント・バーニング》《未来の沈黙》や《蘇りし天空神》でようやく6枚。尋常ではなく重たい。 インフレにより宝札効果が容認されつつある現状でさえ、余程ドロー手段に恵まれたデッキでないと現実的には撃つこともままならない。 《凡骨の意地》や《光神テテュス》級の爆発的なドローが行えるデッキなら採用の余地は一応あるのだが、以下の問題がさらに立ちはだかる。 ②自分側のフィールドも巻き添えに全体除去してしまう 《最終戦争》本体を消費し、5枚捨てて、さらに自分フィールドにカードがあればそれらも情け容赦なく消し飛ばされる。 破壊耐性を持っていたり、自己再生が行えるモンスターならコンボにできるだろうが、5枚のコストを確保しつつそれらを並べる難易度の高さはもはや論じるまでもない。 自分フィールドが空であれば損失を最小限に抑えられはするが……。 ③カードアドバンテージを取りにくい 《最終戦争》が発動された時点で、自分は《最終戦争》1枚と手札コスト5枚の計6枚、カードの枚数面でディスアドバンテージを被っていることになる。 これで破壊できたのが1枚や2枚などでは到底割に合った話ではない。 そもそも《ブラック・ローズ・ドラゴン》のようにもっと使いやすい全体除去もあるし、カード1枚から展開できる選択肢の強さ・多彩さなどはこのカードが印刷された20世紀末よりもはるかに増えている。 カード1枚の質が極めて高くなった時代に、あえて前世紀のロートルとコスト5枚、合計6枚のカードを手札から使ってまで相手の盤面を更地にしたいだろうか? 損失を補填するには相手フィールドに大量のカードが存在する状況で、それらを一網打尽にすることを求められるわけだが……。 ④発動を通しにくい 《フルール・ド・バロネス》 シンクロ・効果モンスター 星10/風属性/戦士族/攻3000/守2400 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 (2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。 (3):お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。 このカードを持ち主のEXデッキに戻し、そのモンスターを特殊召喚する。 現在の環境ではこんな感じの妨害モンスターが、平然と複数体並んだ状態でターンが返って来るのは珍しくもなんともない。加えて正体不明のリバースカードも併存していることだろう。 「相手フィールドに大量のカードが存在する状況」とはすなわち、「相手が大量の妨害・防御手段を構えている」ことと同義なのである。 相手からすれば通すわけにいかない効果である上、手札コストも甚大と止め所は明白であり、確実に何かしらの対応はされてしまうことは想像に難くない。 ……とまあ、このカードの評価はあまりの使い難さからお世辞にも高いとは言えない。発動しても勝てるとは限らないどころか、そもそも発動すらできないデッキが大半だろう。 ではさっぱり使えないのかと言われれば環境下での採用例が存在するせいで、一概に弱い・産廃とも言い切れない。 【三原式】 このWikiにも個別項目が存在する、由緒正しきデッキ破壊系1キルデッキ。かつての禁止カード《サイバーポッド》を複数回リバースさせて相手のデッキを枯渇させ、《手札抹殺》の強制ドローでとどめを刺す。 しかし《サイバーポッド》は自分にもドローを発生させるため、状況によっては《手札抹殺》で自分がデッキ切れを起こしてしまう可能性がある。この溜まっていく手札を減らすために《最終戦争》が使われていたのである。 後に残手札全てをコストに要求する《連続魔法》の登場で《最終戦争》はその役割を失うことになった。 【最終異次元】 《最終戦争》の重いコストを逆手に取り、《次元の裂け目》と組み合わせて《次元融合》用の除外モンスターを確保し、相手のカードは《最終戦争》で《次元の裂け目》もろとも除外させずに墓地へ送る。 あとは自分だけモンスターを展開し、更地に降り立った5人の最終戦士で殴り殺す、という1ターンキルデッキ。「コスト」と「効果」の両方をきちんと生かせるのならしっかり強い、という現実的な運用がなされた一例。 基本的には《凡骨の意地》と併用される。《凡骨の意地》が「手札コスト兼フィニッシャーの確保」「キーパーツのドロー」などを行ってくれる。《リロード》などと組み合わせれば結構素早くパーツが揃ううえ、《最終戦争》の弱点を長所に変えられるところから結構人気のあるアーキタイプだった。 やってることが1ショットキルなのであんまりウケがよくないため、《最終戦争》とともに懐かしんでもらうために「原作モンスターや懐かしいモンスターを採用する」などで不快感を和らげるテクが存在していた。《冥府の使者ゴーズ》の登場後はあんまり推奨されない構築なのだが、ぶっちゃけ相手の除外ゾーンに《仮面魔獣マスクドヘルレイザー》《超伝導恐獣》《マスター・オブ・OZ》みたいなデカブツが落ちてたらその時点で詰むので……(*2)。 【ダイヤモンドガイ】 かつては徹底的に相手のリセットを狙うタイプのダイヤモンドガイで使われることがあった。手札を5枚捨てる部分を無視するという使い方なので、ここに書かれている例の中では割と特殊な方。 《おジャマ・デルタハリケーン!》などの一方殺系が優先されるため、このカードはそれらのカードを徹底的に採用した後、10枚目や13枚目以降のリセットカードということになる。 「自分のフィールドも更地になってしまう」など弱点が多いので、比較的正気のプレイヤーにはあまり好まれない。しかし正気を失ったデュエリストは「ねぇ、知ってる?対戦相手を全体除去で殴り続けると死ぬんだよ」といわんばかりにダイヤモンドガイで全体除去を繰り返すため、このカードも立派に採用候補に入ったってわけ。 《エクスチェンジ》で相手に押し付けてもまず発動されない、というか発動を狙って手札を貯めてくれたらしめたものである。 【幻影騎士団】 幻影騎士団はほとんどのカードが墓地効果を持っているため、コストで捨ててしまっても大きな問題にならない。 主に【神碑】へのメタカードとして運用されており、「魔法なので効果モンスター無効の影響を受けない」「全体除去なので身代わりで対処されない」点を活かして使われている。 これらの例を見てわかるとおり、「全体除去を生かす」というよりは「手札コストそのものを利用する」デッキで採用がなされる傾向にある。 最近は逆に手札誘発や墓地誘発なんかのトリガーになりかねないが、ついでのように全体除去ができるので、「手札を5枚捨てながら相手の妨害を挫いておく」ことも可能。 まだ手札誘発なんて俗語がなかった頃は、このコスト・効果の両面から愛されたものである。 【魔轟神】【未界域】のような「捨てるコスト」がアドバンテージに転じるデッキが台頭してきた暁には、《最終戦争》が環境で輝く日が再び来るのかもしれない。 非常にピーキーな性能をしているので、ぶっちゃけ「平和維持コスト」なんて強引な世迷言を言わなくても、この重いコストをうまく使えるテーマなりサポートなりが登場しないとも限らない。 「墓地発動」のように、手札やフィールドにカードがなくても行動できる選択肢も増えてきている。 過去に活躍したりリメイク版や上位互換が印刷されて時代を終えたカードたちに比べれば、《最終戦争》自体にまだまだ活躍できる余地はあるのではないだろうか。 実際最近でも、マスターデュエルで神碑対策に注目されてたことがあったようだし。 現在でも遊戯王色のあまり濃くない動画などでは、「遊戯王ネタに絡めた爆発オチ」などで使われる。 「最終戦争」という字面のどうしようもなさと絵柄の絶望感が笑いを誘う。初期の遊戯王ならではの独特の味があるイラストとカード名、ド派手な効果、そして何より知名度があるからこそ務まる役割だ。 つまり爆発オチなんてサイテー!するのに、この上なくうってつけのネタカードってことである。 暇な時間を5時間捨てる。 この項目上のすべての文を追記・修正する。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 最後の文で泣いた -- 名無しさん (2013-10-28 15 43 28) スターライトブレイカーが拮抗した様子・・・ -- 名無しさん (2013-11-22 23 33 13) そんな深い意味があったなんて… -- 名無しさん (2014-10-17 12 09 01) カードは心という言葉があったが、この項目を見てそれを再確認したよ。 -- 名無しさん (2014-10-17 18 46 41) しかしクズカードである。 -- 名無しさん (2015-02-18 23 39 41) 『平和を祈って、デッキに一枚は最終戦争を入れよう』運動なんてやったら、少しでも平和に近づかないかな……。 -- 名無しさん (2015-03-17 12 47 51) 実にいい項目だった。 -- 名無しさん (2015-08-19 16 59 35) ばかばかしくて不謹慎だけど恐ろしいこと思い浮かんだんだけど、まさか、これを発動したら、全世界から核が……なんてことないよね?(汗 -- 名無しさん (2015-11-13 14 09 59) A 調整中 -- 名無しさん (2015-11-13 14 42 48) 三原式で使われてたような -- 名無しさん (2015-11-14 09 38 02) 手札の爬虫類を捨てつつ、最後の戦争後に(毒蛇)神が鉄槌を食らわすんやで。 -- 名無しさん (2015-11-14 09 48 44) じゃけん次は世界火を移植しましょうね〜 -- 名無しさん (2016-02-12 10 01 35) デュエルリンクスで、ドローしまくって最終戦争うった後に、残った一枚の光の導きで青眼二連撃してきた時は最終戦争やべえと思った -- 名無しさん (2018-02-22 22 03 23) ジャッジメント・ボンバーについては触れないのか? -- 名無しさん (2018-02-22 22 13 18) 改めて最後の文を読んだ。目に熱いものがこみあげてくるじゃねーか、ちきしょう(つ_; みんなもこの文を、声に出して読もう! 小声でいいから。 -- 名無しさん (2018-10-22 18 35 02) 俺の地元だと何故か「"お互い"手札5枚捨ててフィールドを更地にする」というトンデモカードとして解釈されていた… -- 名無しさん (2018-10-22 21 06 42) ↑俺もそうだと思ってた -- 名無しさん (2019-01-23 22 34 50) 最近、デュエリストの中に、『ガチ勢じゃない奴はするな』と貴族気取りの奴が出没してるらしいが、そいつらにこそ、この最後の文章を見てもらいたいね。貴様らには、この平和アドがわからんのか(--# -- 名無しさん (2019-05-13 18 18 29) デュエルリンクス始めたけど、デッキの中に一枚入れてる。むろん使うためではなく、反戦の願いのために。そしてこれを使ったら負けだと思ってる。(平和への願い的な意味で)というか使うぐらいだったら降参する。それが自分の、平和を愛する者としてのせめてもの意地だっ!!(バーン!! -- 名無しさん (2020-01-17 17 15 50) 人は過ちを繰り返す… -- 名無しさん (2020-01-20 15 36 09) クソ重コストゆえにそれを逆用するデッキも存在するんだよなあ。欠点とはいえ特徴なのは間違いない -- 名無しさん (2020-09-24 10 28 33) 遊戯王だから屑扱いだがデュエマだとやばいカードになりかねない気もする -- 名無しさん (2020-09-24 10 32 25) 昔知り合いが次元の裂け目発動下で発動して効果の処理上手札のモンスターを除外してフィールドのカードを破壊し墓地に送った後に次元融合してたな -- 名無しさん (2021-09-04 22 51 04) 100ライフ払うだけで攻撃を止めてくる平和の使者さんの立場は…? -- 名無しさん (2021-09-05 04 04 12) 総評すると、手札を捨てる事でメリットを得られる効果・戦術込みでワンチャン…といったところか -- 名無しさん (2022-06-03 13 59 53) GB版だとお互いの手札・フィールド全てをリセットする効果だったからDM7や8では神と組み合わせるとほぼ勝ち確に出来たりしたし、コストが軽いから結構使ってた -- 名無しさん (2022-06-03 14 07 49) マスターデュエルで急に注目されてて草 神碑の永続をフギンごと一発で消し飛ばせるから墓地リソースで動けるデッキが採用している模様 -- 名無しさん (2023-01-30 16 41 19) ↑そっか、基本神碑は殴って来ないからドローゴー連打で最終戦争と手札コスト溜めてからブッパ→コストで捨てたオルフェや幻影騎士団で並べてワンショットの流れか… やはり暴力(せんそう)…!暴力(せんそう)は全てを解決する…! -- 名無しさん (2023-01-30 17 09 15) こんなカード使わなきゃ突破できない盤面作ってる神碑が狂ってるだけとも言える -- 名無しさん (2023-02-05 16 23 40) これの強化版を是非作って欲しい。手札コストは同じでいいので発動を無効にされないとか、発動後3ターン召喚されたモンスターは攻守0になるとか -- 名無しさん (2023-05-29 17 49 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/335.html
【夜】 NO. タイトル 作者 登場人物 139 難題「何故、類は友を呼ぶのか」 ◆CMd1jz6iP2 海馬瀬人、高槻やよい、双海亜美、日吉若、博麗霊夢、ヨッシー 140 スネークイーター作戦 ◆IU4EWEf33I KAS 141 SECRET AMBITION(前編)SECRET AMBITION(後編) ◆0RbUzIT0To 永井博之、竜宮レナ、友人、キョンの妹、ティアナ=ランスター、ピッピ、泉こなた、水銀燈 142 人間食ってすぐ落ちる~暗黒面のYOKODUNA ◆jVERyrq1dU YOKODUNA 144 どうあがいても絶望~夢の国のアリス ◆irB6rw04uk ゴマモン、柊つかさ、カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド 145 OVERLAP ◆jU59Fli6bM 武藤遊戯、天海春香、園崎魅音、ムスカ、ロックマン、エアーマン、阿部高和 146 生き残るんだどんな手段を使っても ◆CMd1jz6iP2 マルク、ピエモン、チューモン 147 おじいちゃんの憂鬱 ◆c92qFeyVpE ストーム1 148 Encount Modern or Ancient ◆KJJLTUDBrA 八意永琳、古泉一樹、涼宮ハルヒ、富竹ジロウ、YOKODUNA、博麗霊夢、ヨッシー 149 最速の道を生き、ケラモンを司る男 ◆c92qFeyVpE TASさん、クラモンB、クラモンC 150 無限大な思いのあとの ◆jU59Fli6bM 柊つかさ、ゴマモン 151 涼宮ハルヒの懐柔 ◆IU4EWEf33I 古泉一樹、涼宮ハルヒ 152 二人合わせばレッドベジーモンの知恵(前編)二人合わせばレッドベジーモンの知恵(後編) ◆jVERyrq1dU KAS、ニート、ロールちゃん、伊吹萃香、アイスデビモン 154 月のネズミ ◆c92qFeyVpE チューモン 【夜中】 NO. タイトル 作者 登場人物 153 サイレント魔女 ◆qwglOGQwIk 阿部高和、カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド 155 『殲滅計画YOKODUNA』(前編)『殲滅計画YOKODUNA』(後編) ◆irB6rw04uk 八意永琳、古泉一樹、涼宮ハルヒYOKODUNA、博麗霊夢、ヨッシー 156 Stars Strike(前編)Stars Strike(後編) ◆CMd1jz6iP2 ティアナ=ランスター、永井博之、竜宮レナ、友人、キョンの妹ピッピ、泉こなた、水銀燈、伊吹萃香、富竹ジロウ 157 エアーマンが倒せない? ◆jVERyrq1dU ロックマン、エアーマン 159 FloweringNight BR~月まで届け、最速の俺~ ◆jU59Fli6bM TASさん、クラモンB、海馬瀬人、高槻やよい、双海亜美、日吉若、クラモンD 【真夜中】 NO. タイトル 作者 登場人物 158 さらなる結束へ(前編)さらなる結束へ(後編) ◆jVERyrq1dU 八意永琳、古泉一樹、泉こなた、ピッピ、涼宮ハルヒ、永井博之、竜宮レナ、友人、キョンの妹、水銀燈 160 硫黄島からの手紙 ◆qwglOGQwIk 柊つかさ、ストーム1、ゴマモン、クラモンC 161 Crystal Break~英雄の条件~ ◆0RbUzIT0To 武藤遊戯、園崎魅音、柊つかさ、天海春香 162 砕月 ◆jU59Fli6bM KAS、ニート、伊吹萃香、ロールちゃん 163 変態、改心、カーチェイスにて。(前編)変態、改心、カーチェイスにて。(後編) ◆jVERyrq1dU 博麗霊夢、ヨッシー、富竹ジロウ 164 今日の私は陰陽師すら凌駕する存在よ!! ◆irB6rw04uk カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド 165 笑顔のゲンキ ◆0RbUzIT0To 海馬瀬人、高槻やよい、双海亜美、日吉若、クラモンD 166 黒より暗い人物(前編)黒より暗い人物(後編) ◆CMd1jz6iP2 TASさん、クラモンB、クラモンC、エアーマン、天海春香 167 忙しい人のための「薬屋前の攻防」 ◆jVERyrq1dU チューモン 168 月は見えているか ◆KJJLTUDBrA カービィ、矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド 【第四回放送】 NO. タイトル 作者 登場人物 169 第四回定時放送 ◆jVERyrq1dU ピエモン、マルク、アイスデビモン
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49688.html
登録日:2021/11/03 Wed 23 04 36 更新日:2024/01/20 Sat 15 54 33 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 Curse of Anubis -アヌビスの呪い- セット封じ 永続罠 罠 罠カード 裏側表示 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王オフィシャルカードゲーム 遊戯王デュエルモンスターズ 闇遊戯 聖なる輝き 永続罠 このカードがフィールド上に存在する限り、モンスターをセットする事はできない。 また、モンスターをセットする場合は表側守備表示にしなければならない。 「聖なる輝き」とは遊戯王OCGの1枚。 初出はCurse of Anubis -アヌビスの呪い-。 モンスターのセットを封じる効果、及びその後のセットに対するルール介入型の効果を持つ。 テキストが若干不明瞭だが、簡単に言えば 「発動後のモンスターのセット行為(効果・ルールの両方)を禁止する」 「召喚権を行使する形でのセットは『表側守備表示で召喚』に置き換える」 というものである。 「セットできない」の使い方として真っ先に浮かぶのは「リバース効果モンスター封じ」だと思われる。 実際発動してしまえばそれ以降のリバース効果モンスターを封じることが出来るため、有効ではあるのだが、 テキストを見ると分かるが、このカードは既にセット状態のカードに対しては何の効果も及ぼさない。 そもそもリバース効果を止めるだけならば「王宮の号令」がより直接的に止めることが出来る上に、 リバース効果を使わせずに表側表示にする「停戦協定」もあるため、この目的での使用にはいささか不安が残る。 更に言えばリバース効果には有効なカード自体はそれなりにあるものの、発動タイミングが遅く、安定性も高くないため、採用率はお世辞にも高いとは言えないのが現状である。 それ以外の前向きな使い方としては以下の様な使い方があるだろう。 「召喚できない」効果と重ねて使用する。 「重力崩壊」や「レプティレス・サーヴァント」などの「召喚」を封じるカードだが、実はこの状態は「表側表示での召喚」を封じてはいるが、「セット」までは封じていない。 これはセットは「通常召喚」に分類されてはいるが、「召喚」には該当しない行為とされているからである。 つまり「通常召喚」の枠内に「召喚」「セット」の二種類があり、「召喚」を封じるのはあくまで「召喚」だけであり「セット」を含んだ「通常召喚」全体ではない、ということ。 そういったカードとこのカードを併用すればロックがより強固になる。 召喚以外の展開も封じるカード・表示形式の変更を使えばモンスターの展開や操作を更に封鎖できるようになる。 ただしこれらは自分にも適用されるのでその点についてはここに対策を立てていく必要があるので注意。 ちなみにこのセット封じをポールポジションでの特殊裁定と併用する形で友情を生贄に捧げて強固なロックを作り上げる【ポールポジション】デッキもある。 表側守備表示で出す点を利用する。 ディフォーマ―などは攻撃表示と守備表示で効果が変わるため、守備表示の効果を使いたい場合はこのカードと併用することで、手軽な利用が出来る様になる。 他にも地縛神 Chacu Challuaのロック効果を召喚した次のターンから適用できるため、隙が無くなるのも強み。 その他、「使えたら嬉しい」の領域に入るが、「効果が使いたいがステータスや効果の内容上、表側守備表示で出したい」と言ったカードを裏側守備表示を経ることなく出す、 相手が「破壊させたいモンスター」を少しでも効果を発動しやすくするために地雷としてセットするのを防ぐなどと言った使い方も出来る。 なお余談だが、「裏側守備表示で特殊召喚するカード」をこのカードの発動状況下で発動する場合は召喚と同様「裏側守備表示」を「表側守備表示」に読み替えて出す。 相手がマジカルシルクハットで魔法・罠カードをモンスターゾーンに出す場合、表側表示で出すことになる為、連鎖除外のチェーン発動が可能になり、しかも同名カードの除外効果も問題なく適用される。(マジカルシルクハットで出てくる魔法・罠カードは攻守ともに0として扱われる) さて、このカードを使う事で「モンスターを表側守備表示で召喚」と言う行為が可能になるわけだが、 実はアニメ版・漫画版の遊戯王では5D`sまで、ルールとして「モンスターの守備表示での召喚」というものが認められており、実際それに基づいてモンスターが表側守備表示で召喚されていた(ZEXALでもWDC決勝のデュエルコースターで、一時的に特別ルールとして復活している)。 そちらを見て遊戯王を始めた人で、OCGでは出来ない事を知った人も多いかもしれない。 「聖なる輝き」を使うとこの「表側守備表示で召喚」の状況を擬似的に再現可能になる。更に言うならこの状況を作れるカードは「聖なる輝き」以外には現状存在しない。 なぜアニメなどでこの様な事を可能にしたかは明言されていないが、原作では裏側表示でもモンスターが表示されていたことから、 裏守備でのセットだと、モンスターが何なのかが表側表示になるまで分からない、裏側表示のまま場から離れてしまうと(墓地のカードを見せにくいなどの事情もあって)何のカードかが視聴者に分からないままデュエルが進んでしまう、等の地味な場面になり、カード販促の側面上もあまり美味しいとは言えない状況になってしまうため、それらが頻発する事態を避けるためと思われる。 このルールの影響で、発動タイミングやステータス等の関係上、一部のカードは利便性が大きく向上していた。 一方で裏側守備表示のセット自体もルール上認められているため、 裏側守備表示と表側守備表示の選択を駆け引きとして使用する事も可能だった……はずなのだが、 上記の理由からなのか裏側守備表示でモンスターがセットされることは非常に少なく、リバース効果のモンスターなどを除いて、 セットで情報を公開しない事で有利に働くはずの状況でもわざわざ表側守備表示で出しているような場面もある。 更に言えば、OCGの処理では裏側守備表示で出さなければならないはずのカードまでわざわざ表側守備表示に改定して効果処理していた。(*1) ちなみに原作漫画には「守備表示モンスターはステータスを確認できない」というルールが一応あった。 あっただけで描写されたのはたったの一回であり、そこでも特に戦局に影響した場面ではなかったが(*2)。 また裏側表示もバトルシティ編の序盤でのみ描写されたが、ソリッドビジョンで普通にモンスターが表示されており、 リバースモンスターの効果の発動のため以外にする理由が見受けられないものとなっていた(*3)。 「聖なる輝き」を使うとセットが出来なくなるので、完全なアニメ・漫画盤面を作ることは出来ないが、 この状況での勝負を行いたい、もしくはシンプルに過去アニメの雰囲気を味わいたいという人は入れてみるのもいいかもしれない。 【余談】 アニメでは遊戯がレアハンター戦で使用。 ハッタリも交えながらレアハンターのセット封じを行いつつ、「連鎖破壊」の発動に繋げている。 なお、原作側では「連鎖破壊」の効果が異なっているため、このカードは使用されていない。 またそもそも次のターンで決着がついたため、原作再現以上の意味はなかったり。 追記・修正は聖なる輝きで裏側守備表示を潰されながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 表側守備表示で召喚って(推測とはいえ)商業的な理由があったのか…… -- 名無しさん (2021-11-03 23 16 33) アニメの表側守備表示召喚ルール前提で使われたカードがOCGにそのまま持ちこまれて使い難くなったカードもちらほらあった気がする -- 名無しさん (2021-11-03 23 48 36) これもコンマイ語の一種か -- 名無しさん (2021-11-04 01 51 08) これにオシリス組み合わせると原作のオシリスが以下に壊れか判る -- 名無しさん (2021-11-04 10 38 02) OCG版の召雷弾は攻撃表示相手にしか飛ばないから聖なる輝きとコンボにはならないんだよなぁ… -- 名無しさん (2021-11-04 10 51 35) ↑2 どこだったかは忘れたが、弱者は(原作版)オシリスに喧嘩を売る資格すら無い…とまで言い切っていた意見を見たことがある。 -- 名無しさん (2021-11-04 12 08 57) 原作からOCGに入ったから「何!?守備表示で出す時は表側でも出せるのではないのか!?」状態になったよ... -- 名無しさん (2021-11-04 18 00 16) OCGオシリスをコンボるならさらに最終突撃命令が必要だな -- 名無しさん (2021-11-04 18 24 34) 今の環境だとセットせざるを得ない時点でほぼ打つ手無くなってるから、そこまで徹底的に対策を打つ意味はなかったりする。所謂オーバーキルという奴だな -- 名無しさん (2021-11-04 20 28 53) そもそも裏表示が積極的にあるカードゲーム自体がレアなんだよな。ギャザは特殊な状況でしか起きないしデュエマもシールドくらいだし -- 名無しさん (2021-11-04 21 08 39) DM公式サイトの検索だとテキストは初出準拠だけど、ビギナーズエディションの「モンスターは裏側表示でセットできない。裏側守備表示でセットする場合は表側守備表示で召喚する」の方が分りやすい気がする -- 名無しさん (2021-11-04 23 33 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/27200.html
登録日:2012/09/30 Sun 14 11 34 更新日:2024/09/06 Fri 23 42 39NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 2500 Vジャンプ定期購読特典カード ドラゴン族 万丈目準 全体除去 大嵐 怪談 手札コスト 星8 書籍付録カード 漫画版GX 炎属性 遊戯王 遊戯王GX 遊戯王OCG これは私が体験した本当の話しです 2年前の夏でした 夜の海辺で 白い着物を着たおばあさんが… Shit や…やめろ…やめろぉぉ!! マンジョウメチクショーー!! 漫画版遊戯王GXにおいて使用されたカード。 ◆ステータス 効果モンスター 星8 攻撃力2500 守備力2100 召喚時 場上のすべての魔法・罠を破壊する(原文ママ) 攻撃名:バーニングブレス ◆活躍 アメリカ・アカデミアとの交流戦のタッグ・デュエル2戦目において翔と組んだ万丈目がジムとオブライエンを相手に使用したモンスター。 最上級モンスターにしては低い攻撃力とフィールドに出た時に《大嵐》と同じ破壊効果が発動するドラゴン。破壊効果については特殊召喚した際にも発動される。 ターンの順番が最後になった万丈目の最初のターンで相手の場にモンスターが2体以上存在する時に手札からドラゴンを特殊召喚できる魔法《竜の嗅覚》によって特殊召喚され《エレクトロニック・モーター》《クロコダイル・スケイル》、オブライエンの伏せカードを破壊した。万丈目側の被害は無し。 その後《アリ・ソルジャー》と《エレクトロ・ガンナー》を破壊するも《エレクトリック・ショック》で弱体化し《ダーク・アリゲーター》に戦闘で破壊されてしまう。 これによって万丈目側のモンスターがいなくなりジムの残りのモンスターの攻撃で負けると思いきや万丈目の罠《不死の竜》で蘇生。この時は魔法・罠がフィールドに無かったので効果は発動されなかった。 次の翔のターンで《ミサイルロイド》によって弱体化したアリゲーター・トークンに攻撃。決闘に決着をつけた。 このように決闘の引導を渡す活躍を見せるもこの決闘でしか使用されなかった。遊戯王GXでは。 なお効果発動時は体中の噴出口から火炎弾を発射し、攻撃時はその名の通り口からブレスを吐く。技名は「バーニングブレス」。 ◆バーニソグ・ドラゴソ 温泉8 怖属性 攻撃力2500 守備力12 召喚時、三沢大地の机の脚1本を2センチ短くする。墓地に送られても特に気にしておらず、次のターンに平気で自場に戻ってくる。墓地帰りで攻撃表示の場合、墓地で体験した「本当にあった怖い話」が2時間くりひろげられ、この間、場上のすべてのモンスターは「マジで!?」「うわ〜!!」等リズミカルなあいづちを強要される。 鳴き声「んあー」 影山なおゆき(呼び捨て)の許可を貰い犬マユゲでいこうにおいて万丈目(眼鏡)が使用したドラゴソ。後にOCGに先駆けてVジャンプカードフェスタにおいて500円分の図書カードとして販売され(定価800円)、犬辞林購入者の抽選プレゼントにもなった幻のレアカード。 決闘者のみならずVジャンプ全読者に大きな衝撃を与えたイヨクの編集長就任を無視して始まった1ページのみのコラボ漫画において不死の竜の発動を止めたのに勝手に復活。万丈目は音響担当になりバーニソグは項目冒頭のような怖い話を繰り広げジムとアリゲーター達を怯えさせた。 更に無いよりはマシだがあまり役には立たない机を削る効果によって三沢は自分の机がガタガタになっている事に驚き、観戦している十代と明日香の元に駆けつけるもスルーされ明日香にいたっては三沢くんうるさい。と邪魔者扱いする。 当然ながらOCGでは使用出来ない。 ◆OCGのバーニング・ドラゴン 効果モンスター 星8/炎属性/ドラゴン族/攻2500/守2100 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在し、相手フィールドにモンスターが2体以上存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。 定期購読特典として2023年についにOCG化。 《竜の嗅覚》を内蔵しており、相手が展開した後の特殊召喚なので妨害されるリスクは大きい。 《大嵐》効果は魔法カードのコストが必要だが、こいつ自体に除去を誘導できると考えれば相応の仕事はしてくれるだろう。 追記・修正は夜の海辺で白い着物を着たおばあさんと関わった人でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 三沢完全にとばっちり -- 名無しさん (2014-01-23 11 19 18) OPの例の炎の竜のことかとw -- 名無しさん (2014-01-23 12 30 15) 一瞬バーニングソに見えてしまった -- 名無しさん (2014-01-23 21 09 40) OCG化するらしいな -- 名無しさん (2023-03-16 22 34 40) 竜の嗅覚内蔵した代わりに大嵐効果に手札の魔法捨てるコスト追加か。出しやすくなった代わりに目玉効果が使いにくくなってるし、比較的出しやすい☆8ドラゴン族である事を活かすべきか…? -- 名無しさん (2023-03-16 22 48 56) 名前 コメント